学校法人明照学園
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扱いの変化

扱いの変化

2015/06/26

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 幼稚園はたったの3年間ですけれど、思いのほか劇的な変化があります。今日の体操参観を見ていて、改めてそれを見せつけられました。
 年少さんでは、先生が手本を見せながら言葉で説明し、動作と関連づけて指導をしていました。「手を前について、ごろーん」という感じです。「言葉で示す」だけでは頼りない年頃です。「見る・聞く」が同時におこり、両方からの情報が繋がることで理解がなされていく、その一工夫です。なかなか家庭の通常生活ではやりませんが、「言葉と動作が繋がる」ことで、子ども達は急に世界が広がっていくものです。
 年長さんでは、先生は指示を出すものの、子ども達を動かしているのは友達や親御さん達からのエネルギーなのだ、と改めて感じました。器械体操は1人1人がおのおの動く訳ですから、どうしたって「人混みに隠れてやり過ごす」ことはできません。みんなの前で、応援をうけ、力をこめ、一緒に喜んだり悲しんだり。イイコトも、そうでないことも、「ぼっち」はないのです。
 そして、それが実は大切なのではないかと。「できないと、カッコ悪い」かもしれないけれど、「それでも応援してくれる、お母さんが見てくれている、クラスの一員として受け入れてくれる」という体験ー原体験ーこそが、より多くの人たちと繋がり、協力してゆける人を育てるのではないかと思うのです。
cho 「逆上がり、連続10回」をして(厳密には、チャレンジして)列に戻っていく子ども。だれにも拍手が注がれます。しかしそれは、「10回できるって、すごいね!」だけではありません。「できなかった」子にも同じく暖かい拍手が注がれます。そこでは、「応援してるよ、見てるよ」というメッセージが、拍手という形で伝えられているのだと思います。
 初学のうちは、できるだけ懇切丁寧に、言葉に頼らず。長じてからは、むしろ周りの力に任せる。もちろん、周りがそれだけの力を持っていることを見極めてからです。クラスとしての成長を認めていなければ、そんなことはできません。というか、飽くまでクラスの成長に即した体操でなければならない、という事だと思います。

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明照幼稚園
住所: 東京都文京区小石川4-12-8
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