幼稚園の畑での野菜作り。土作りから参加する子供たちの楽しさと喜び。

　幼稚園では、例年１学期に「畑での野菜作り」を行っています。ただ、今年はひと味ちがって「土作りから関わろう」と考えたのですね。確かに「苗を植える」その前の過程というのがいくつか存在するのですが、今までは大人がお膳立てしていました。そこを子ども達に関わって貰おうという、新企画です。

　実際に「土作り」を要素に分解してみると、確かに結構な行程です。草むしり、耕し、肥料入れ、整地、畝立て、マルチがけ…そのうち「今回は、草むしりと少し耕して貰いましょう」ということになり、２日かけて畑に取り組みました。

　普段は「草花を抜いてはいけません」というルールになっていますが、今日は別。「花がついているのに、可哀想な気がする」という声も聞かれました。「虫の幼虫だ！ミミズだ！謎の何かだ！」という発見もたくさんありました。

　園長の思いとしては、「畑を作るのはこれだけ沢山の作業があるんだ」ということを知って欲しかったのですが、それに収まらない、たくさんの「楽しさ」があったようです。また、「最初は土が付くのを嫌がっていた子も、最後の方は気にしないで活動できた」様子もあり、「ちょっと乗り越えたんだな」ということも嬉しかったです。