今日は、幼稚園の初の行事＜催事費＞として、PTA主催の講演会が行われました。講師は、お忙しい中、先日ＰＴＡ連合会でご講演いただいた高濱先生です。「母親だからできること」の続編として、様々な事例を交えてお話いただきました。高濱先生の特徴は、とにかく視野が広いということだと思います。「子どもを育てる目標とは」という先行きや、「夫婦は男と女、その違うことを理解すること抜きにはできない」という枠組み、さらには社会の中で「母親が孤立していくプロセス」までを土台として、話を展開されていることだろうと思います。社会全体から変えていくのは、個人の力では不可能。だから、身近な所からやっていく、というのは幼稚園の役割・存在意義の一つを考えるヒントになると思います。また、「Ｔｉｐｓ」と呼ぶような「コツ」が随所に埋め込まれているのもいいと思います。「おかしくて、やがて悲しき」の部分もありますが、人間は隠したい部分に上手に光を当てられると、笑うものです。「あー、分かる分かる」という反応がたくさん見られました。そして、授業もそうですが、とてもダイナミック・スピーディーでした。ご参加の皆さんには、それぞれ印象に残ったことがあると思いますが、園としては「お母さんには視野の広がりを」という先生のメッセージを、ぜひ心に留めていただきたいなと思いました。また、度々出ていた「父親教室」的な講演会も、機会があったら開いてみたいと思います。（私も覚悟します）毎回ですが、お忙しい中ご出席下さり、熱心に耳を傾けて下さった保護者の皆様、そして企画してくださった関係のお母さん方に、深く感謝いたします。