今日は二学期のお荷物整理で、持ち帰る物の整頓をしたり、部屋や幼稚園を大掃除しています。そんな中、早くお仕事が終わった様子なのが年中組。今は園庭で羽根つきをしています。「かーん、こーん」という乾いた音が響いています。　この「お正月遊び」はシンプルなものでありながら、子どもに合っているという事を感じます。羽根の動きはゆっくりで、動体視力の低い子ども達にもよく見えるようです。広い場所も必要としません。相手との間に体力差があっても、一定の力があれば一緒に楽しめます。ルールが明確であり、かつ穏やかです。　恐らく歴史の中には、無数の遊びが生まれ・消えていったのだろうと思います。大人が考えた「これはイイだろう」というものばかりでなく、子どもの側で自然と、しかし脈々と続いてきた遊びもあることでしょう。一昨年だったか、『名もない遊び』という本がありました。曰く名前を付けがたい。付けても殆ど見たままという、たくさんの「遊び」。でもしっかりと成立はしている。そんな人から人への文化をも、幼稚園でも伝えていきたいと思います。